エクセルで作成した書類をPDFに変換することがよくある場合は「PDF変換ボタン」を作ると便利です。
PDFにするためによくやるのが下の①か②が多いかと思います。
①印刷→プリンターを「Microsoft Print to PDF」にして印刷→ファイル名とファイルの保存場所を入力
②「ファイル」タブからエクスポートを選択→ファイル名とファイルの保存場所を入力
どちらもたまにやるならいいですが、頻度が多いならPDF変換ボタンをあらかじめ作っておくと便利です。
今回はエクセルで作成した資料に対して、次の3つことをワンクリックで行うボタンの作り方の記事になります。
①PDFに変換
②PDFの名前は「シート名.pdf」で作成
③使用しているエクセルファイルと同じフォルダにPDFファイルを保存
↓の請求書にPDF変換ボタンを配置してみます。
まずは「開発」タブの「挿入」ボタンを押してActiveXコントロールの「コマンドボタン」を選択します。
ボタンを描くモードになるので、図形の四角を描く要領で、好きな場所に配置します。
(印刷範囲外のほうが邪魔にならなくて良いと思います。)
ボタンが配置されました。
ボタンの外見が「CommandButton1」となっているのでわかりやすいものに変えたいと思います。
開発タブの「プロパティ」を押します。
プロパティの画面が出たらお好みでボタンの外見を編集をします。
よく使うのは色やフォントだと思うので、下の項目を中心に好きなようにアレンジしてみてください。
今回ボタンの外見は下のようにしました。
(オブジェクト名)を「PDFButton」にしていますが、マクロを複数作らないならそのままで良いです。マクロを沢山作ると後々混乱しやすいので名前を変えたりします。
次にボタンに機能を持たせていきます。
開発タブの「デザインモード」ボタンが押されている状態で、作成したボタンをダブルクリックするとVBA編集画面が開きます。
ここの「Private Sub ~」と「End Sub」の間に↓のコードをコピペします。
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ActiveSheet.ExportAsFixedFormat Type:=xlTypePDF, _
Filename:=ThisWorkbook.Path & “\” & ActiveSheet.Name & “.pdf”
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入力したら上書き保存してVBA編集画面を閉じます。
開発タブの「デザインモード」ボタンを押してデザインモードを解除したら完成です。
試しに新しく作ったボタンを押してみましょう。
ボタンを押して、このエクセルが保存されているフォルダを見ると・・・
エクセルのシート名と同じ名前のPDFが作られました。
PDFの名前をシート名とは違う特定の決まった名前にしたい場合は↓のようにコードを変更します。
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ActiveSheet.ExportAsFixedFormat Type:=xlTypePDF, _
Filename:=ThisWorkbook.Path & “\” & “任意の名前” & “.pdf”
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赤文字にした部分を好きな名前にして”(ダブルクオーテーション)で囲みます。
今回は以上です。もしよかったら参考にしてみてください。
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